株式会社ハナ・メディテック

名称      株式会社ハナ・メディテック
英文表記:Hanah MediTech Co. Ltd.
設立年月日平成31年2月4日
資本金1000万円
登録番号T7011101086813
事業内容
血友病及び筋ジストロフィー等の遺伝子 検査
微生物の検査法及び検査キット等の開発
コンピューターソフトの開発
検査器具等雑貨の製造及び販売
厚生労働省科学研究費研究班分担研究
アルコール代謝遺伝子検査
腸内細菌叢の解析
ライノウイルス型別遺伝子検査
環境微生物汚染検査
前各号に附帯関連する一切の事業
 
代表取締役加藤眞吾(工学博士)
スタッフ近藤真規子(執行役員・臨床検査技師)
須藤弘二(研究開発担当)
小倉将弘(検査担当・臨床検査技師)
中村香織(事務担当・非常勤)
所在地東京都新宿区西落合四丁目17番12号
電話03-5906-5476
FAX03-5906-5477

恩師の名とアーレントの思想から生まれた社名

ハナ・メディテックという社名には、2つの意味が込められています。
1つ目の「ハナ」は、創業者が慶應義塾大学病院で勤務していた際に、多くの学びと影響を受けた
花房秀次先生のお名前に由来しています。花房先生は血友病手術などの研究において
ともに取り組んだ恩師であり、後に荻窪病院の理事長も務められた、医療界における尊敬すべき存在です。
私たちは、花房先生から受け継いだ姿勢や想いを大切にしながら、医療と社会に貢献する事業を目指しています。
 2つ目の意味は、政治思想家ハンナ・アーレントの提唱した「凡庸な悪」という概念に対する共感です。
この考え方は、「自分で考えることをやめた普通の人が、大きな悪に加担してしまう危険性がある」
という警鐘を鳴らすものです。私たちはこの思想に強く影響を受け、
「誰かの指示や常識に流されるのではなく、自分の頭で考え、正しい価値を提供する」
という姿勢を、企業として大切にしていきたいと考えています。この2つの「ハナ」に込めた想いを原点に、
私たちは社会に必要とされる誠実なサービスと価値を届けてまいります。

当社は平成31年2月4日、慶應義塾大学で微生物学・免疫学の専任講師を務めていた代表が、
定年退職を機に設立。在籍中に小児科医・花房秀治氏(故人)と共同で行っていた
HIV不一致夫婦への生殖補助医療や、血友病保因者診断などの特殊検査を、退職後も継続することが主な目的でした。
現在はその経験を活かし、医療機関向けの臨床研究支援と、一般の方々向けの遺伝子検査キットの提供という2つの柱で活動を展開しています。

年月出来事
2019年 2月慶應義塾大学の微生物学・免疫学研究室チームが独立し「ハナ・メディテック」を設立
2019年 8月アルコール分解遺伝子要素検査キットの販売開始
2020年 7月新型コロナウイルスPCR検査キットの販売開始
2023年 5月腸内細菌叢検査キットの販売開始
2023年 7月HBV(B型肝炎ウイルス)のDNAとRNAを分離して検査する独自技術を特許取得
2023年12月衛生検査所登録
2025年 4月アルツハイマー関連遺伝子検査キットの販売開始
2025年 5月環境微生物汚染検査のサービス提供開始

人々の健康な未来をつくる医療と科学を目指して

私たちの取り組みの出発点には、「誰かの人生に少しでも役立ちたい」という思いがあります。

私はこれまで、慶應義塾大学病院でのHIV研究や、血友病患者の方々が抱える社会的課題についての研究に取り組んできました。
こうした経験を通じて、「病気」そのものだけでなく、「病気とともに生きる人々の生活」に目を向ける大切さを実感してきました。

また、私自身の家族にも深い体験がありました。父ががんの手術を受けた後、わずか1週間で亡くなったのです。術中感染の可能性も否定できず、
「もし防げていたら…」という思いが、私に大きな課題を投げかけました。
これが、病院や医療現場での見えないリスクを見える化する「環境微生物検査サービス」の開発へとつながっています。

検査を通じて一人でも多くの方に、健康への気づきや意識の変化を届けたい。
そして、病気の予防や早期発見につながり、最終的には医療費の抑制や豊かな人生設計に貢献できる
――そんな社会を目指しています。

私の原点には、科学者としての探究心があります。ただ目新しいものを追いかけるのではなく、
「まだ誰もやっていないこと」「社会の役に立つこと」に挑戦したいという気持ちです。
科学とは、本来は神への奉仕や自己鍛錬の手段とされてきたものであり、
その本質を忘れずに取り組んでいきたいと考えています。

この活動が、一人ひとりの人生に寄り添い、未来の医療の一助となることを願って。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

加藤 眞吾

代表取締役社長・工学博士

1985年から2019年までの約34年間、慶應義塾大学医学部にて微生物学・免疫学の専任講師を務め、HIV不一致夫婦への生殖補助医療や血友病保因者診断などの特殊検査を行う。2019年3月の定年退職を機に、これまでの研究成果を社会に還元すべく、株式会社ハナ・メディテックを立ち上げ。

・西武池袋線「東長崎」駅から徒歩10分・都営大江戸線「落合南長崎」駅から徒歩12分・関東バス「芳花園住宅」バス停前

〒161-0031 東京都新宿区西落合4-17-12       Tel : 03-5906-5476  Fax : 03-5906-5477        Office Hour : Mon-Fri 10:00-18:00

事務所外観