みなさんは腸内細菌叢または腸内フローラという言葉をご存じですか?私たちの腸内には、1000種類、100兆~1000兆個ものさまざまな細菌が生息しています。大きく善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3グループに分けられ、それぞれが絶妙なバランスを保ちながら共存しています。その種類や数は個人によって異なり、例えば抗生物質の服用や食中毒によって大きく変動しても、時間の経過とともに元に戻っていくといわれています。

ところで今の日本は超高齢化社会にあり、健康寿命と平均寿命の差が広がっています。健康寿命の延伸のため「病気を未然に防ぐこと・疾病の重症化を防ぐこと」=「未病」対策が求められています。一方で、限りある医療資源を効率的に機能させるなど、SDGsの取り組みの一環としても「未病」は重要なキーワードの一つであります。

近年の研究により腸内細菌には全身疾患との関連、免疫との関連があることがわかってきています。この腸内環境を詳しく知ることは未病対策の一助となると私たちは考えています。現在、モニターデータの解析を進めており、良好な結果が集積しつつあります。弊社の腸内細菌叢検査をみなさまにご案内できるまで、もう少しだけお待ちください。ご質問等ございましたら、お問い合わせよりご連絡ください。

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